学年ごとの、つまずきやすいところ
小学校の6年間で、多くの子が同じ場所でつまずきます。場所が分かれば、戻る先が決まります。責めるための地図ではなく、戻るための地図です。

学年ごとに、ここでつまずきやすい
「今の学年ができない」は、たいてい「前の学年のどこかが抜けている」です。戻る先を一緒に書きました。
ひらがな・カタカナの形と書き順。くり上がり・くり下がりのたし算ひき算。「あわせて」「のこりは」の文章題。時計の読み。
戻る先: 10のまとまり(さくらんぼ計算)。文章題は絵に描く。九九(特に6・7・8の段)。長さ・かさの単位。時こくと時間(何分たった?)。漢字の量が一気に増える。
戻る先: 九九は歌と表で毎日すこし。時間は実物の時計を回す。わり算、あまりのあるわり算。分数と小数の入口。ローマ字。理科・社会が始まる。
戻る先: 九九が言えないと、わり算で止まる。分数は「ピザを分ける」から。わり算の筆算(2けたで割る)。小数のかけ算・わり算。面積・角。都道府県。抽象的な言葉の漢字。
戻る先: 筆算は「たてる・かける・ひく・おろす」を声に出す。面積は方眼で数える。割合(もとにする量・くらべる量)。分数の通分・約分と計算。速さ。平均。単位量あたりの大きさ。
戻る先: 割合は小数のかけ算わり算に戻る。分数は小3・小4の分数の意味に戻る。ここは大人も苦手。分数のかけ算・わり算。比。比例・反比例。文字を使った式。歴史の流れ。
戻る先: 比は割合に、比例は表とグラフに。中学の数学の入口なので、ここで戻る価値が大きい。学年と関係のない、つまずき
「勉強ができない」に見えて、体や感覚や見え方のことがあります。ここは、作業療法士の目で見る部分です。
鉛筆の持ち方、筆圧、姿勢、机と椅子の高さ。手が疲れると、内容の前で止まります。
太い鉛筆・グリップ・傾いた台で変わることがある。文字がにじむ、行を飛ばす、音読で詰まる。見え方や読みの処理のことがあります。
行に定規を当てる、文字を大きくする、で楽になる子がいる。姿勢を保つ力や、体の感覚(揺れ・力加減)の入りやすさが関わることがあります。
足が床につく椅子、短い休憩、体を動かす時間を先に。聞こえの問題、または言葉の処理のこと。一度に言われる量が多いと抜けます。
一つずつ言う、書いて見せる。読みの問題か、場面をイメージすることの問題か。
絵に描く・実物を置く。内容より、量や始め方のこと。「どこから」が決まらないと動けません。
一問だけ一緒に始める。学び方のつまずきは、専門の目(作業療法士・言語聴覚士・心理士)で見ると別の理由が見えることがあります。学校の特別支援教育コーディネーターか、自治体の発達相談が入口です。
型と、戻り方の相性
戻るときに、型によって向き不向きがあります。
学年を下げて買える。「小3のわり算」だけ一冊、が一番早い。
型ページ: ドリル個別なら、前の学年に戻る授業を組める。集団だと戻りにくい。
型ページ: 塾無学年式のものは、自動で前の単元に戻る。「学年を戻る」ことを本人が意識しなくてすむ。
型ページ: タブレット単元名と学年は学習指導要領にもとづく一般的な目安で、教科書会社や学校によって扱う時期が前後します。判断や診断はしていません。効果の保証はしません。